体を揉みほぐす意味、狙いとは?
揉みほぐしマッサージをすると気持ちが良さそう、というのはなんとなく伝わってきますね。
ただ、具体的にどんな作用が働くのか深く考える方は少ないかもしれません。
揉みほぐすことで、筋肉の柔軟性をもたらされます。
それによって血行促進作用が働き、体に必要な栄養素を体の隅々に送り込んでくれたり、逆にいらなくなった二酸化炭素や老廃物を廃棄してくれる働きがあります。
絶え間なく心臓から血液が送り出されていますが、体の蠕動運動が弱くなっていくと、そういった血流の流れが滞留しがちです。
「血流が弱くなる」=「細胞のひとつひとつがしっかりと届けられなくなる」=「体の新陳代謝が活性化されない」という循環が起こってしまいますので、それを防ぐために揉みほぐしマッサージが効果的というわけです。
ただ注意したいのは、「もみほぐし=強く揉む」というわけではないことです。
揉みほぐしというと、深部まで行き届くような強めのマッサージが良いとお考えの方もいらっしゃいます。
しかし、そういったマッサージは筋膜を損傷させる可能性があるので、結果的に体の節々が痛くなってしまうということも考えられます。
体の痛みが発生しない程度の、もみほぐしを意識しましょう。